「学習学」とは、
人間にとって最も基本的な行為である「広い意味での学習」について
学習者の立場に立って、体系的に研究する科学
と定義しておきたいと思います。
「広い意味での学習」は、人間生活のすべての領域に関わってくるので、「生きること」とほとんど同義語になります。とすれば、「人間にとって最も基本的な行為」と位置づけることができるでしょう。
経済学は、人間を「経済学的合理性に基づいて行動する動物(ホモエコノミクス)と規定し、この人間観の上に立って理論体系を構築しています。これに対して学習学は、「人間=学習する動物」という人間観に立った科学ということができるでしょう。
大ベストセラーになった野口悠起雄氏の「超・勉強法」、またその続編の「超・勉強法実践編」では、勉強を「すでに存在している知識の体系を習得すること」である(実践編27頁)と定義しています。これは、「学校教育」だけでなく「仕事に必要な知識技能の修得」までを含んでいるので、私の定義では「中範囲の学習」と呼べるのではないかと思います。私が提唱する学習学では、「勉強」の範疇にも入らない領域も含めて、さらに広い範囲を考えています。
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